介護施設でのストーマケア

介護施設で行われるストーマケアの特徴や注意点をまとめています。ストーマケアは医療行為に含まれるため、介護職員ができるケアの範囲をあらかじめ確認しておく必要があります。これからストーマケアに携わりたいと考えている人に向けて転職活動のコツも紹介していますので参考にしてください。

「ストーマ」とは?

「ストーマ」とは?」の記事一覧
  • 人工的に作られた排せつ口

    人工的に作られた排せつ口

    ストーマとは、手術によって人工的に作られた便や尿の排せつ口です。ストーマには大きく分けて2種類あります。消化管ストーマは便を排せつするストーマで、尿路ストーマは尿を排せつするストーマです。大きさや形は人それぞれで異なります。手術直後はむくんでいますが、6~8週間ほど経過すると小さくなっていきます。自分の意思で排せつをコントロールすることはできず、常に専用の装具を装着しています。また、痛みを感じることはありません。

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  • ストーマ造設を行う疾患とは?

    ストーマ造設を行う疾患とは?

    ストーマ造設が必要になる疾患は、消化器と泌尿器の疾患です。消化管ストーマは一時的なものと永久的なものの2つがあります。疾患例としては「直腸がん」「潰瘍性大腸炎」「クローン病」などが挙げられます。クローン病は基本的に栄養療法などの保存的治療を行いますが、それでは改善が見込めない場合にストーマ造設が必要となります。尿路ストーマ造設が必要な疾患例として代表なものは「膀胱がん」「尿道がん」です。その他、「前立腺がん」「直腸がん」「子宮がん」なども、尿路変向が必要な場合はストーマ造設を行います。

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  • 日常生活の変化は?

    日常生活の変化は?

    ストーマ造設による日常生活への影響について見ていきましょう。まず、ストーマ造設をしたからといって食事制限が必要になるわけではありませんが、栄養バランスの整った食事を規則正しく摂らなければなりません。入浴や運動も、箇所が汚れたり傷ついたりしないように注意すれば今までと変わらずに行えます。旅行も問題ありませんが、旅行先のトイレの場所を確認しておくなどの準備が必要です。特に注意すべきなのは、災害時の対応です。

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  • 利用者に合ったケアであることが重要

    利用者に合ったケアであることが重要

    ストーマ保有者の状態はそれぞれ異なります。ストーマ造設をした人は、過去に大きな病気をして手術を経験しています。多くの葛藤や苦悩を抱えているため、接し方には十分注意しましょう。特に意識すべきなのは、「皮膚トラブルの回避」と「プライバシー保護」の2点です。ストーマ周辺の状態を確認し、トラブルが見受けられる際はすぐに報告しましょう。また、排せつはデリケートな行為なので相手の尊厳を傷つけないように接してください。

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適切なストーマケアの実践を目指して

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